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『カウボーイ&エイリアン』再び鑑賞!

IMAXのデジタルサウンドの大画面で観て、3年も待たされた分、ダンちゃの天性の魔性のエロス(年の功なればこそわかるのだ。)に浸って堪能して参りました。出口でアンケート調査していたのに年取りすぎて対象外とは、トホホ・・・気をとりなおしてダンちゃんの笑顔の写真↓
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『カウボーイ&エイリアン』の評価について・・・

上映中の作品 今週公開作品 近日公開作品 作品レビュー 最新映画ニュース 稲田隆紀の映画紹介面白味はひとつではない――
『カウボーイ&エイリアン』はウエスタンの面白さと、侵略テーマのSFの緊迫感を堪能できる、アイデア抜群のエンターテインメント! [編集] アメリカ映画でも日本映画でも、もはや人気コミックの映画化は珍しいことではない。認知度が高い上に、なにより映像的だし、秀でたアイデアのものも少なくない。ただ、あまりも似たようなヒーローばかりが輩出すると、新鮮味がなくなってくるのも事実である。
 製作サイドはタイミングをはかることが肝要になるのだが、大ヒットを狙うとどうしても時期が集中するきらいがある。その点、この作品はあまりコミック臭がないのが幸いしている。注目されるのはキャスティングで、なにしろ6代目ジェームズ・ボンドに選ばれたダニエル・クレイグと、インディ・ジョーンズでおなじみのハリソン・フォードが競演するのだから豪華絢爛だ。しかも製作総指揮がスティーヴン・スピルバーグで、製作が『ダ・ヴィンチ・コード』の監督ロン・ハワード。監督には『アイアンマン』でキレのいい演出をみせたジョン・ファブローとくるから、まさにハリウッドのトップクラスの映画人が結集している。スコット・ミッチェル・ローゼンバーグのグラフィック・ノベルを原作に、単なるスーパーヒーローものではなく、ひねりのあるストーリーが繰り広げられていく。


『カウボーイ&エイリアン』
10月22日(土)より、丸の内ピカデリーほか全国超拡大ロードショー
配給:パラマウント ピクチャーズ ジャパン
© Universal Studios and DreamWorks II Distribution Co. LLC

 時代は1873年のアリゾナ。ひとりの男が荒野で目を覚ました。彼は自分が何者なのかも分からない。ただ、腕に奇妙な腕輪をはめていることだけ、この時代には異様に映る。記憶は失われていたが、この男が強いことだけはやってきた荒くれ者をたちどころに倒したことからも証明された。
 彼は牧場主ダラーハイドに支配された町にたどりつき、傍若無人のふるまいをする牧場主の息子をたしなめる。酒場に入ると、謎の女が近づいてくる。女は何かを知っているらしいが、聞きただす暇はなかった。男はお尋ね者ジェイク・ロネガンだとして保安官に逮捕される。
 ロネガンは牧場主の息子と護送されることになるが、そこにダラーハイドが部下を連れてやってくる。まさに町は一触即発の状態となるが、その緊張関係は長く続かなかった。夜空に奇妙な光を発した飛行物体が襲来。建物を破壊するばかりか、逃げ惑う人々を拉致しはじめた……。
 そのときロネガンの腕輪が光を発して、強力な武器に変身。飛行物体を撃墜する。残されたダラーハイドと町の人々はロネガンとともに、連れ去られた人々の救出に向かう。そのメンバーのなかには謎の女も含まれていた。やがて敵のアジトに近づくにつれて、ロネガンの忌まわしい記憶が少しずつ甦ってくる。ロネガンたちは人間ではない敵を撃退することができるのだろうか――。

 冒頭から記憶喪失に陥ったガンマンが悪党を倒し、顔役が牛耳る町にやってくるあたりまではまさにウエスタンの定番。ガンマンの銃の扱いなど思わずニヤリとさせる趣向で押しつつ、飛行物体の飛来からは侵略SFの迫力で貫く。いわゆるハリウッドの伝統を継いだ西部劇の世界と、先端の特撮技術を駆使したSF世界の華麗なる融合。この部分にスピルバーグもハワードも魅せられたに違いない。
 ロネガンの記憶回復とともに女の正体も分かり、異星人の目的も明らかになる展開から、敵に比べて圧倒的に劣っている武器を手に、町の住人はインディアンや山賊たちと手を結び立ち向かうクライマックスまで、ファブローはきびきびとした語り口で疾走してみせる。
 映画化実現までに時間がかかり、脚本も多くの手が入ったが最終的に2009年映画版『スター・トレック』を手がけたロベルト・オーチーとアレックス・カーツマン、テレビシリーズ「LOST」のデイモン・リンデロフ、さらに『アイアンマン』のマーク・ファーガスとホーク・オストビーが加わって、脚本にはウエスタン、SFの見せ場がぎゅうぎゅうに詰め込まれた。主人公の記憶喪失と謎の女の正体という、ミステリー的な要素で引っ張りながら、インディアンならぬ異星人に連れ去られた人間の救出という『捜索者』的な展開まで、映画好きであればあるほど嬉しくなる仕上がりである。
 ファブローは『アイアンマン』2作で、ヒットに導くコツを覚えたか。アクションやスタントはケレンたっぷり、スケール大きく描き出す。しかもクレイグやフォードの持ち味を十全に引き出しているのだから、起用された理由も分かる。

 キャスティングでは記憶喪失のガンマンに扮したクレイグは適役である。寡黙で凄味があって、かすかに優しさもにじませるキャラクターは、ボンドよりもはまってみえる。こういうクセのある設定があの精悍な容姿によく似合う。 フォードの方は親バカな顔役ダラーハイドを気持ちよさそうに演じている。貫録十分なのはいうまでもないが、年齢的にもこうした役がしっくりくる。クレイグに胸を貸して、自分は脇に回る余裕。肩の力が抜けた感じが好もしい。 このふたりに続いて、謎の女に『トロン:レガシー』のオリヴィア・ワイルド。ダラーハイドの息子には『ゼア・ウィル・ビー・ブラッド』の熱演が忘れられないポール・ダノ、町の住人には『コンフェッション』のサム・ロックウェル、『ショーシャンクの空に』のクランシー・ブラウンなどなど個性派が選りすぐられている。

 練ったキャスティングに予断を許さないストーリー、SFとしても、ウエスタンとしても満足できる快作である。
こんな嬉しい評価をしてくれてる人もいるんだ。USのロッテン・トマトの評価も『パイレーツ~』より断然良かったよ!
by matrer | 2011-10-23 20:18 | ダニエル・クレイグ